【新規開業者必見!】顧問税理士の選び方

事業を新たに始められた方などは特に、顧問税理士の選び方に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

普段なかなか付き合いのない税理士について選ぶ基準を持っている方はなかなかいないのではないでしょうか。

一概にこれという基準があるものでもありませんので最終的にはご自身の肌感覚に合った税理士を選ぶのがよいですが、いくつか選ぶ際の基準を考えてみました。

サービスの品質と報酬のバランス

やはり一番気になるのは税理士と契約した場合の報酬ではないでしょうか。

税理士の報酬には顧問料や申告書作成報酬、年次業務や事業計画書の作成報酬など様々なものがありますので契約前に見積もりをとりましょう。

見積もりに納得し、業務を依頼する際もきちんと契約書を交わし、契約後も報酬について契約どおりとなっているか確認が欠かせません。

会計事務所の報酬は自動振替を行っている事務所が大半ですが、気付かないうちに報酬が増額されていた…などということが無いように注意してください。

また、同じ顧問料でも規模の大小により報酬が異なることも多いですし、年間の面談回数などでかわってくることもあります。

それぞれの税理士事務所によって報酬の高低があるのはもちろんですが、それに見合ったサービスを受けられるかは実際に契約してみないとわかりません。

サービスの品質にはその提供プロセスやスピードなども含まれますが、サービスを受けたい分野の知識をどれだけ熟知し自社に適用できるものはどれか提案してくれるかということも重要です。

コミュニケーションの取り方が合っているか、質問たときの回答のスピードが自分が想定しているものかといったことから、自分が業務を依頼したい分野について十分な知識を有しているかなど総合的に判断しましょう。

知識量の判断のひとつとして、税理士には年間の研修義務が36時間あり、どの程度達成しているか税理士検索サイトにて公表されています。

日本税理士連合会 税理士情報検索サイト

この研修は日税連などが主催している研修の受講時間となっていますので、民間が主催しているようなニッチな分野の研修などは含まれていないことが多いです。

また研修時間が多いから提供されるサービスも高品質という訳ではありませんが、参考程度に調べてみてください。

実際の知識の程度はサービスを受けているうちに自然とわかってくるかもしれませんが、他の税理士のセカンドオピニオンサービスを受けてみるのもよいでしょう。

自社の成長フェーズと合っているか

企業には創業期・成長期・拡大期・成熟期・衰退期(または再成長期)といった成長段階があり、それぞれで求められる課題や戦略が異なります。

現在自社がどの位置におり、どういった課題を抱えているか、その課題に対して解決策を提供してもらうことができるかも税理士を選ぶ際のポイントです。

当初税理士と契約したが自社の成長に合わせて顧問税理士を変更することはよくあります。

私は創業者や成長フェーズの経営者の方のサポートや事業を承継する予定の2代目の方などのサポートを主にしていますので、フェーズが進み、より多様な課題解決を求められる場合は知り合いの税理士法人などをご紹介しています。

引退時期

税理士本人の引退時期もポイントのひとつになります。

後継者のいる税理士や税理士法人などは特に問題ないかもしれませんが、顧問を依頼して間もなく税理士事務所が廃業となってしまっては再度税理士を探さなくてはなりません。

医療の発達した現在では60代でもまだまだ廃業する税理士は少ないですが、私自身は60歳くらいが引退の時期かなと考えており、もしかしたらもっと早くなるかもしれません。

気力や体力がまだ充実している間に引退して家族とセカンドライフを満喫したいというのもありますが、お客様に対して満足のいくサービスを提供できる限界がこの頃ではと思います。

もちろん60歳になった時の状況次第では税理士を続ける選択肢もあるのかもしれませんが、いずれは廃業しなければならないことを考えるとスムーズにお客様を引き継いだり、後進に道を譲るために早めに引退することが税理士業界にとってもよいことなのではと感じています。

お金の使い方

お金の使い方はその人の性格が表れます。

自分と同じような価値観を持っている税理士を探している場合は、その税理士のお金の使い方を聞いてみましょう。

例えば自分が従業員の待遇改善に強い関心がある場合は、税理士に『最近どんな福利厚生プランを導入しましたか?』と質問してみたり、その税理士事務所の求人募集を確認することで、税理士の従業員に対する考え方を知ることもできるでしょう。

プライベートの充実を第一に考える場合なども、税理士との雑談の中でどんな休日の過ごし方をしているか聞いてみると同じような未来を見ているか確認できます。

私はお金の使い方が下手な方なので同じようなセミナーに何度も申し込んでしまったり、今必要でない内容の書籍を購入してしまったりすることがあります。

社会に貢献できるような、より良いお金の使い方の勉強を私と共にしていってくださる奇特なお考えをお持ちの方は是非ご連絡ください。

まとめ

最近では経済誌などで税理士もランキング付けされおりますのでそちらを参考に判断されるのもよいでしょう。

しかしそういった数値化も弊害があり、自分ではよいと思っていた税理士がランキングでは下位に甘んじていると自分の判断が間違っていたのではないかと錯覚してしまいがちです。

実際には数値化できない情報なども判断の質を上げてくれるので自分の直感は蔑ろにできません。

自分自身の判断基準に自信を持ち、ご自身にぴったりの税理士が見つかる一助となれば幸いです。

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